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【2026年】タクシー第二種免許の費用は?取得方法・期間・会社負担の仕組みを解説

この記事でわかること

  • タクシーに必要な第二種運転免許とは何か(第一種との違い)
  • 教習所・合宿・一発試験の費用と期間の比較
  • 取得の流れ・受験資格・難易度の実態
  • タクシー会社の費用全額負担・貸付制度の仕組み
  • 第二種免許取得後のキャリア・年収への影響

「タクシー運転手になりたいけど、第二種免許の取得費用はどのくらいかかるの?」と気になっている方は多いでしょう。第二種運転免許は旅客(人)を乗せて運賃をもらう際に必要な免許で、タクシー・ハイヤー・バスなど公共交通機関の運転に必須です。

この記事では、第二種免許の取得費用・期間・難易度を教習所・合宿・一発試験ごとに比較し、タクシー会社が費用を全額負担する制度の詳細まで詳しく解説します。費用をできるだけ抑えて取得したい方はぜひ参考にしてください。


目次

第二種運転免許とは(第一種との違い)

運転免許には第一種免許第二種免許の2種類があります。普通車・大型車など一般的な免許はすべて第一種免許です。一方、第二種免許は旅客を運賃をもらって輸送する場合に必要な免許で、以下の業務には第二種免許が法律上必須です。

業務内容 必要な第二種免許 備考
タクシー・ハイヤーの運転 普通第二種または大型第二種 最も一般的なケース
路線バスの運転 大型第二種 マイクロバスは中型二種も可
観光バス・貸切バス 大型第二種 21人以上の乗合は大型二種必須
介護タクシー(8人以下) 普通第二種 福祉車両含む

第一種免許では旅客輸送の仕事をすることができません。友人の送迎でお金をもらう行為も法律上は旅客運送にあたり、第二種免許が必要とされます。タクシー運転手を目指す場合は普通第二種免許の取得が必須です。

第一種免許と第二種免許の主な違いは、学科試験・技能試験の難易度と受験資格です。第二種免許は方向感覚・緊急時対応・安全確認など旅客輸送に特化した試験内容が加わり、合格基準も高くなります(学科合格ライン:第一種90点→第二種90点、ただし旅客問題は100%正答必要)。


取得費用の内訳(教習所・合宿・一発試験)

普通第二種免許の取得費用は、取得方法によって大きく異なります。主な取得ルートは「指定教習所(通い)」「合宿教習所」「一発試験(試験場受験)」の3種類です。

取得方法 費用目安 期間目安 合格率 特徴
指定教習所(通い) 20〜30万円 1〜3ヶ月 約90〜95% 自分のペースで通える
合宿教習所 18〜25万円 10〜14日間 約85〜90% 短期集中・地方が安い
一発試験(試験場) 2〜5万円 1〜4ヶ月 約20〜30% 費用最安・難易度高い

最も一般的なのは指定教習所(通い)で、費用は20〜30万円程度です。普通第一種免許保有者が普通第二種免許を取得する場合の費用の内訳は以下の通りです。

費用項目 費用目安 備考
学科教習料 30,000〜50,000円 16時限分(第一種保有は免除あり)
技能教習料 100,000〜150,000円 最低19時限(AT限定は14時限)
適性検査・書類手数料 5,000〜10,000円 教習所による
仮免許試験費用 不要(第二種は仮免なし) 第二種は仮免試験なし
試験場受験料 4,050円 都道府県で固定
取得時講習料 25,000〜30,000円 全員受講必須
合計 200,000〜300,000円 教習所・地域により変動

合宿教習所は費用が最安クラスで、18〜25万円程度が相場です。宿泊費・食事代が含まれていることも多く、短期間で集中して取得したい場合に向いています。ただし、地方のスクールに通う必要があるため、交通費を考慮した実質費用の計算が必要です。

一発試験(試験場受験)は費用が2〜5万円程度で最安ですが、合格率が20〜30%と低く、複数回受験することが多いため、想定より時間がかかるリスクがあります。技能試験では「場内コース」での課題走行(後退・縦列駐車・鋭角コース)と「路上試験」の両方が課されます。


取得の流れ・期間・難易度

普通第二種免許の取得には、以下のステップを踏みます。

ステップ1受験資格の確認

普通第二種免許の受験資格は以下の通りです。すべてを満たしていないと受験できないため、事前に確認しましょう。

  • 年齢:21歳以上(普通第一種等は18歳以上、第二種は21歳以上)
  • 普通・中型・大型などの第一種免許を取得して3年以上(免許停止期間を除く)
  • 視力:0.8以上(眼鏡・コンタクト使用可)かつ深視力・色彩識別が基準内
  • 聴力:10メートルの距離で90デシベルの音が聞こえること(補聴器使用可)

21歳未満・第一種免許取得から3年未満の場合は受験できません。20歳で第一種免許を取得した場合、最短でも21歳になってから受験可能です。

ステップ2学科試験(試験場)

第二種免許の学科試験は合格ライン90点(100問中)ですが、旅客・危険防止に関する問題は1問でも不正解だと不合格になる仕組みです。第一種の学科知識に加え、旅客輸送に特有の知識(乗客対応・料金・特殊規定)が出題されます。

市販の問題集や教習所のオンライン模擬試験を活用すると合格率が大幅に上がります。指定教習所で学科教習を受けた場合、試験場での学科試験が免除になる都道府県もあるため、教習所に確認しましょう。

ステップ3技能試験・取得時講習

技能試験は場内コース(課題走行)+路上試験の2段階で行われます。場内コースでは以下の課題が課されます。

  • 後退(バック):縦列駐車・方向転換
  • 鋭角コース:狭い角を切り返しなしで通過(一発試験特有の難所)
  • 踏切・坂道発進

路上試験では、安全確認・法令遵守・乗客への配慮が採点対象になります。急発進・急ブレーキは大きな減点です。技能試験合格後は「取得時講習(応急救護・旅客接遇)」の受講が必須(約25,000〜30,000円)で、講習修了後に免許証が交付されます。


タクシー会社の費用負担制度

第二種免許の取得費用は20〜30万円と高額ですが、タクシー会社に就職・転職することで費用負担ゼロで取得できる制度が広く普及しています。ドライバー不足が深刻化する中、費用負担制度は多くのタクシー会社で標準化しつつあります。

全額負担型入社後に費用ゼロで取得

「全額負担型」は、入社後に会社が費用を全額立て替え・負担し、免許取得まで研修扱いで給与も支給される制度です。求職者の初期費用はゼロで、リスクなく第二種免許を取得できます。

大手タクシー会社(日本交通・帝都交通・国際自動車・第一交通産業など)の多くが採用しており、「免許不要・未経験OK」の求人で募集されています。研修期間中は月給15〜20万円程度が支給されるケースが多いです。

デメリットとしては、入社後すぐに退職した場合は費用を返還しなければならない規定が設けられているケースがあります。雇用契約書・就業規則で「何ヶ月以内に退職した場合は返還義務あり」という条件を必ず確認してください。

貸付型一定年数勤務で返済免除

「貸付型」は、会社が取得費用を無利息または低利息で貸し付けし、一定期間(2〜3年)勤務を続けることで返済が免除される制度です。全額負担型より条件が明確で、途中退職でも一部返済で済むケースが多いです。

中小タクシー会社に多い制度で、貸付金額は20〜35万円・勤続2〜3年で返済免除が一般的な条件です。転職を検討する際は、全額負担型・貸付型のどちらかを求人票で確認するか、採用担当者に直接問い合わせましょう。

制度タイプ 費用負担 退職時の扱い 主な対象会社
全額負担型 会社が全額負担 規定期間内退職で返還義務 大手タクシー会社
貸付型 会社が立替→勤続で免除 一部返還あり・条件による 中小タクシー会社
自己負担型 自分で全額負担 返還不要 一部の会社

第二種免許取得後のキャリア・年収

普通第二種免許を取得すると、タクシー・ハイヤー・介護タクシーなど複数のキャリアパスが開けます。

職種 平均年収 特徴
タクシードライバー(法人) 350〜450万円 固定給+歩合・安定収入
タクシードライバー(個人) 400〜600万円 自由度高い・稼ぎ次第で上振れ
ハイヤードライバー 450〜600万円 富裕層・VIP対応・高収入
介護タクシー事業者 300〜500万円 福祉車両・介護資格あると有利
バス運転手(大型二種取得後) 400〜520万円 普通二種取得後に大型二種へステップアップ

タクシードライバーの年収は歩合制の割合によって大きく変わります。法人タクシーは固定給+歩合(売上の45〜50%程度)が一般的で、月に30〜40万円を稼ぐドライバーも珍しくありません。個人タクシーは開業資格(10年以上の運転経験等)が必要ですが、収入の上限がなく年収600万円以上も可能です。

また、普通第二種免許を取得した後に大型第二種免許を取得すれば、路線バス・観光バス運転手へのキャリアチェンジも可能です。段階的にステップアップすることで、より高い年収と安定した雇用を目指せます。


2025年新制度:AT限定第二種免許の創設

2025年からAT(オートマチック)限定の第二種免許が新設されました。これはトラック・バス業界のドライバー不足を解消するための制度改正の一環で、タクシー業界にも大きな影響を与えています。

制度 取得条件 運転できる車両 主な活用場面
普通第二種(MT) 従来通り AT・MTのタクシー 全車種対応・標準
普通第二種(AT限定) 2025年〜新設 ATのタクシーのみ 最近のタクシーはAT主流のため実用的
大型第二種(MT) 従来通り 路線バス・観光バス バス運転手のメイン免許

AT限定第二種免許の創設により、MT操作に不慣れな人でもタクシードライバーを目指しやすくなりました。現代のタクシー車両(ジャパンタクシーなど)はAT車が主流のため、AT限定でも実務上の支障はほぼありません。取得費用・期間もMT版よりやや少ない技能教習時間で取得できる可能性があります(詳細は各教習所に確認)。

合格率と難しい科目

学科試験合格率と攻略ポイント

第二種免許の学科試験は100問中90点以上が合格ラインですが、旅客・危険防止に関する問題は1問でも誤ると不合格という特別ルールがあります。全体の合格率は指定教習所経由で約90〜95%、一発試験では約30〜40%です。

科目分類 問題数 合格条件 難しい理由
一般問題(〇×形式) 90問 70点以上(のうち一部) 引っかけ問題が多い
旅客・危険防止問題 10問 全問正答(0ミスで10点) 1問でも誤ると不合格
合計 100問 90点以上かつ旅客全問正答 二重条件が難関

旅客問題の対策として、タクシーサービス・乗客対応・旅客運送の特別規定を重点的に学習することが合格への近道です。市販の問題集や教習所のオンライン模擬試験を反復することで合格率が大幅に向上します。

技能試験難しいポイントと攻略

技能試験で落ちやすいポイントは鋭角コース・路端停車・安全確認の抜けです。一発試験では場内コースのコース取りを完璧にすることが求められます。

課題 内容 よくある失敗
鋭角コース 狭い角を切り返し少なく通過 切り返し回数が超過して減点・中止
路端停車 指定場所に30cm以内で停車 停車位置のズレ・後方確認漏れ
路上試験 安全確認・法令遵守 確認動作(ミラー・目視)の省略
旅客接遇 乗客への配慮ある運転 急発進・急ブレーキ

都道府県別の取得費用と地域差

第二種免許の取得費用は都道府県・地域によっても差があります。都市部の教習所は需要が高く費用が高め、地方教習所・合宿形式は費用が低い傾向があります。

地域・方法 費用目安 備考
東京・大阪・名古屋(通い) 25〜33万円 需要が高く費用も高め
地方主要都市(通い) 20〜27万円 標準的な費用帯
地方(合宿) 18〜24万円 交通費が別途かかる
タクシー会社入社後(会社負担) 0円(自己負担なし) 最もコスパが高い方法

地域ごとの試験合格率の差と難しいポイント

地域 一発試験の合格率目安 特徴
東京(府中・江東・鮫洲) 15〜25%(1回目) 受験者が多く競争が高い。試験コース習熟が鍵
大阪・愛知 20〜30%(1回目) 標準的な難易度。教習所経由が一般的
地方(都道府県庁所在地) 25〜35%(1回目) 受験者が少なくコース確認がしやすい
全国平均(教習所経由) 90〜95% 教習所修了後は学科免除・技能確認のみ

一発試験は地域によって試験コースの難易度・受験者数・審査員の採点傾向が異なります。東京都内の試験場は受験者が多く採点も厳格な傾向があります。地方の試験場は受験者が少なく、試験コースの下見がしやすいため合格率がやや高い傾向にあります。どの地域でも「鋭角コース」と「路端停車」が落ちやすいポイントで、路上試験では安全確認の抜けが即失格につながります。

学科試験で難しい科目と攻略法

難関①旅客問題(1問でも誤ると不合格)

第二種免許の学科試験の最大の難関は旅客・危険防止に関する10問です。この10問は1問でも誤答すると不合格となる特別ルールがあり、全体の点数が90点以上でも旅客問題に誤りがあれば不合格です。出題内容は「乗客への対応義務」「旅客輸送に特有の安全義務」「料金・運賃に関する規定」などです。旅客問題の対策を最優先に行うことが合格への近道です。

難関②引っかけ問題への対策

第二種の学科試験は第一種より引っかけ問題の割合が高い傾向があります。「〇〇の場合は例外的に許可される」「〇〇の場合は×」という細かい例外規定が問われます。市販の問題集には引っかけ問題が多数収録されており、3周以上繰り返すことで引っかけパターンへの免疫がつきます。

取得後すぐに稼げるようになるまでの期間

期間 状況・収入の目安
取得直後〜1ヶ月目 研修・習熟期間。会社の方針・エリア・システムを覚える段階。保証給で月15〜20万円
2〜3ヶ月目 一人乗務が本格化。稼げるエリア・時間帯を習得中。月収20〜28万円
4〜6ヶ月目 稼げるパターンをつかみ始める。月収25〜35万円を狙える
7〜12ヶ月目 固定客・配車アプリの活用が軌道に乗る。月収30〜45万円が目標
1年以降 安定して稼げる水準。優秀なドライバーは月収50万円超も

第二種免許を取得してタクシー会社に入社した場合、最初の1〜3ヶ月は研修・習熟期間のため売上が低くても保証給が支払われる会社がほとんどです。本格的に稼げるようになるのは入社後4〜6ヶ月目からが目安で、稼げるエリア・時間帯・配車アプリの活用法を習得することで収入が安定していきます。1年以内に月収35万円前後を目指すのが現実的なペースです。東京・大阪の大手タクシー会社であれば、2年目以降は月収40〜50万円以上を目指せます。

Q第二種免許の取得費用はいくらかかりますか?
A指定教習所(通い)で20〜30万円、合宿教習所で18〜25万円、一発試験(試験場受験)で2〜5万円が目安です。タクシー会社に就職することで費用ゼロで取得できる全額負担制度も広く普及しています。
Q第二種免許の取得期間はどのくらいですか?
A指定教習所(通い)は1〜3ヶ月、合宿教習所は10〜14日間が目安です。一発試験は合格するまでの受験回数によって1〜4ヶ月程度かかることがあります。タクシー会社入社後に取得する場合、約3〜4週間の研修期間で取得するケースが多いです。
Q第二種免許は難しいですか?一発試験の合格率は?
A一発試験(試験場受験)の合格率は20〜30%程度と低く、複数回受験が一般的です。指定教習所を経由した場合の合格率は90〜95%程度です。学科試験では旅客に関する問題を1問でも誤ると不合格になる仕組みがあるため、対策が重要です。
Q2025年に新設されたAT限定第二種免許とは何ですか?
A2025年から普通第二種免許にAT(オートマチック)限定区分が新設されました。現代のタクシー車両はAT車が主流のため、AT限定でも実務上の支障はほぼありません。MT操作に不慣れな方でもタクシードライバーを目指しやすくなりました。取得費用・期間もMT版と大差がなく、教習所によってはAT限定の方がやや少ない技能時間で取得できます。
Qタクシー会社に入社後に第二種免許を取得できますか?
Aはい。多くのタクシー会社が未経験者を採用し、入社後に会社費用負担で第二種免許を取得させる制度を設けています。全額負担型(費用ゼロ・在籍義務あり)と貸付型(一定期間勤務で返済免除)の2種類があります。費用を抑えて取得したい場合は、まずタクシー会社の求人情報で免許取得支援の有無を確認することをおすすめします。

まとめ:第二種免許の費用と取得方法

ポイントまとめ
・取得費用は教習所20〜30万円・合宿18〜25万円・一発試験2〜5万円
・受験資格は「21歳以上・第一種免許取得から3年以上」
・学科試験は90点以上+旅客問題は全問正答が必要
・タクシー会社の全額負担制度を利用すれば費用ゼロで取得可能
・取得後はタクシー・ハイヤー・介護タクシー・バスへのキャリアパスあり

第二種免許はタクシードライバーへの転職に必須の資格ですが、タクシー会社の費用負担制度を活用すれば自己負担ゼロで取得できます。費用を自分で払う場合でも、20〜30万円の投資でキャリアの幅が大きく広がります。

一発試験は費用が安い代わりに合格率が低く、指定教習所経由が最も確実です。タクシー会社への就職を検討している方は、まず求人の費用負担制度を確認し、条件が合う会社を選ぶことが最もコスパの高い取得方法です。年齢や経験に関係なく挑戦できる資格なので、ドライバーとしての新たなキャリアを検討している方はぜひ活用してください。

この記事の監修者・運営者

中村圭介

監修

中村圭介

株式会社myteams 代表。人材・求人メディア業界にてマーケティング責任者・取締役として8年以上のキャリアを持つ。ドライバー職の求人・転職市場に精通し、現場の実態調査・監修を担当。

タクシー第二種免許の口コミ・評判

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